①農家の手伝い参加法
- 活性化コンサルタント・川原徹夫
- 2020年6月27日
- 読了時間: 3分
本テーマに付きましてはご理解頂けると思いますが、とにかく農繁期の農家の手伝いをすることで収入を得るという方法。ただこの場合、移住する地域に1年を通して仕事があるかないかを、事前に知っておく必要があります。
それは例えばお米の産地である場合、その時期が過ぎると仕事がなくなるなんてこともあり得えます。するとその間は、別の仕事をしなければならなくなりますから。もちろんいろいろな作物を作っている地域の場合、春・夏・秋・冬と通年仕事があるものですから、その心配はいらないってことになります。
しかし、この農業手伝いを本業にした場合、それぞれの地域の最低時給が基本となるものですから、その収入だけでは生活するのに十分ではないと感じてしまうかもしれません。
そう考えられますから地域を選ぶ際に、移住を希望している地域を十分調べること。それは今全国で、都会から移住してくれる人を募集しています。しかしそれは各地の地方自治体で実施している政策ですから、地域の熱の入りようで条件にかなりの差があるんです。
またそれぞれの地域が提供する条件には、移住費用や建築費用などの補助などがありますけど、そんなことよりもはたして通年仕事があるのかないのかを一番の条件にする必要があるんです。
地方自治体がと申しましたのは、この政策は全国一律で行っているものですから、他地域がやっているからわが地域も的にやっている地方自治体も明快にあるってことをお伝えしたかったからなんです。
移住費用や住宅費用などは地方自治体から出されるものですが、農業仕事は当然地域の農家から依頼されるもの。ですから各自治体と農家とのすり合わせが十分なされておりませんと、移住したけど仕事は不十分ということになりかねません。
ですからこの農業手伝いを本業にするスタイルは、同時に副業・兼業・複業が不可欠になるってこと。ただしこのスタイルは期間限定で働けるというメリットもありますから、その期間以外は副業・兼業・複業に精を出すって働き方できると言えるんです。
今地方で働くことを考えた時、農業をはずことはできません。なぜなら目の前に畑がたくさんあり、それらを無料で借りられるのですから自家農園での自給自足は思いのまま。そうは言っても畑さえあれば何でもできるってものじゃない、素人が作るには難しい野菜もありますから。
そこで素人でも作れる野菜を選んで自宅で作り、難しい野菜は農作業を手伝う農家から頂くことで食費をかけずに済むというお話。
ある地域で通年手伝い仕事があり、最低賃金850円でフルタイム×8時間で6800円/日。×22日で149,600円の収入をどう思われるか。高いとは言えませんが、地域によっては家賃が2~3万円なんてところもあり、加えて食費の半分はただってことを考慮したら??
こんなこと申しますのは今東京でサービス業に就いても、これほどもらえるかどうか。雇ってもらうこともできないかもしれないのですから。
我が国は貧乏の時代に入ったと前述しました、それは長いデフレの時代が続き、収入は上がらないまま。それに加えてこのコロナウィルスによる経済的な被害は、多くの失業者を生むばかりでなく、日本人労働者の収入を低いままにしてしまう。
この状況がさらに長引いたら、この149,600円の評価は変わるのではないかと思えます。だって東京に出たからと、20万円・25万円もらえる保証などないんですから。そもそも現在の東京は、本業+副業すらできる状態にありません。そんな東京に比べて現在の地方には、明快に本業があることを知っておいて下さい。
だからと15万円弱で納得して下さいとは申しません、そこで副業・兼業・複業を考えてほしいと申し上げるんです。
そこでこれからの地方・田舎における副業・兼業・複業に関する具体的な働き方に付きましては、後述致します。

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