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②東京を地方が救う

 国の観光業による内需拡大策が、東京をサービス業種主体の街にしてしまった感が致します。コロナウィルス被害は、東京とは人が集まらなければやっていけない街であることを、強く印象付けたと言えるかもしれません。

 そんな判断で東京を“集客繁栄都市”としたら、現在の東京は我が国地方からも海外からも集客できなくなって、しばらくの間再生不能状態に置かれているとも言えます。

 その“集客繁栄都市”東京が、今コロナウィルス被害で多くの企業の活力を大きく減じておりますが、その東京が、東京の店が一番に頼りにできるのは一体誰なのか?

 東京はともすると、豊富な財源で地方の面倒を看ていたと思ってはいなかったか。しかし東京とは地方の人たちが集まってくれたことで、その存在価値が認められたことを忘れてはならないのです。

 もはや海外からのインバウンドは、当分戻ってくることはないでしょう。しかも東京は全国各地の地方に

『東京人はわが県には来ないでほしい』

と言われています。この状態とはまさに、地方住民=安全、東京住民危険の構図であることが判ります。

 ですからこの状態をそのままにしていたら、サービスの街・東京は本当に潰れてしまうかもしれません。

 

 では東京を早期に再生させるにはどうしたら良いは、東京の各地域は地域ごとに独自の安全基準を講じて、地方の人たちアピールすることしかありません。東京の安全性を訴える最も身近な人たちとは、日本の、地方の人たちでしかないんですから。

 他方地方に目を向けますと感染者が一人も出なかった山形県を初めとして、非常事態宣言解除の動きが進んでいます。そこには学校再開や経済活動も始められておりますよう。

 この地方の状況と東京との違いは、ことコロナウィルス被害に関しては地方安全・都会危険の構図が明快ですから。その状況とは、

「東京の人は地方に行っちゃダメ、でも地方の人は東京に行ってもOK」

の環境を作ること。

 危険な東京が元気失くしている間に、多くの地方が日常を取り戻し元気になって、安全対策が整う東京を訪れてくれる準備をしてもらう。

 東京が高じる安全対策の中身とは、地域における感染率のデータ調査から、

「わが地域から〇〇日間感染者は出ておりません」

「こんな安全対策を講じています」

「このルートで楽しんで下さったら安全です」

など独自の安全体策を講じて、国内の安全な地域だけから客に来てもらう計画を行うというものです。東京の各地域が個別にそうできたら、それぞれの地域に地方からの旅行者がジワリと増える。 


 例えば

・新宿の歌舞伎町は大丈夫、

・渋谷の原宿地域も大丈夫

・台東区・雷門界隈は大丈夫

なんて安全宣言出すことを目指すことです。

 その地域に地方から出向く場合の交通手段は、

・安全バスによる/安全新幹線車両による

・駐車場を十分整えて、自家用車による/レンタカーによる

・地域の安全ホテルによる

・地域の安全環境による

を図り、地域限定の安全を作る努力を進める。


を十分行って、

東京が例え安全環境を整えたとて、海外からの客が来てくれません。逆に海外からのインバウンドが来てくれるとしても、簡単に受け入れることもできないでしょう。

 そう言えるのはこの時点(5月末)でも、アメリカの感染者数も死者数も減ってはおりませんし、新たにロシアやインド、その上南米にアフリカなどの国々は始まったばかりと言われているのですから。

 東京のお相手、お客さんは我が国地方の住民しかいない。そう思えたら、

「わが地域は安全を確保しました宣言」

ができるよう、東京内の各地域は努力すること。そんな地域が東京のあちこちにできたら、周遊ルートも出来上がる?

 地方からの人たちが東京を訪れ、東京を楽しんでくれたら、その光景が海外に東京の安全性をアピールできる。

 その光景を世界が知ったら、海外の人もそんな東京を訪れたくなるのではないか。まずは東京に地方の人たちに楽しんでもらうことを考える、その活動が功を奏したら、いずれ世界からも東京は見直されることになると思うのですが・・・


 
 
 

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