オリンピックが中止になったら、東京は大変なことに?
- 活性化コンサルタント・川原徹夫
- 2020年6月28日
- 読了時間: 3分
番外編
東京はコロナ禍を迎えるまでインバウンド3千万人以上を達成して、2020年には4千万人オーバーにしようと企てていました。もちろんその企てには、オリンピック開催というビッグイベントまで用意したんですネ。
がしかし、その企てはコロナ被害によって無残にも打ち砕かれてしまった。でその結果はどうなるのかを予想してみますと、東京にとってのこれからはかなり長い間悲しい期間を押し付けられるとしか思えないんです。
それはコロナ禍前の東京、2019年にインバウンド3千万人達成したことを100と仮定しますと、2020年には4千万人オーバーを目指す、すなわち150%アップを目論んだ訳です。
しかし現実的には2020年のここまではの訪日外国人客の数は僅か300万人台であり、直近の4月・5月は千人単位でしかないんですネ。するとその数字は150どころか10ぐらいにしかならないことが判るんです。
その3千万人の訪日客の約半数が東京を訪れていること知らされますと、東京の痛手は想像の域を超えていると言えます。もちろん東京の観光客はインバウンドばかりではなく、国内・地方からの観光客相当多い。
それは相撲やプロ野球などのスポーツの他に、エンターテインメント系の地方では見ることができないイベントが目白押し。そんな環境を求めて、地方の人が期待して訪れる場所が東京でありました。
でも今の東京は相撲もない・野球もない、エンタメ系のイベントも何もかもないでは、地方の人も向わない。そんな何にもない東京になり下がってしまった東京ですが、それ以上に東京は現在でも毎日感染者が50人以上出ている街。
こんな危険な街・東京に、地方の人は向いません。なぜって地方の人って良い悪いではなく、保守感覚強いですから、
「自分が東京行って感染しちゃならん」
て頑なに考える人多いです。
ちなみに我が家の子供東京で働いておりますけど、帰宅禁止中。また我が家に隣接する畑の農家さん、娘さんが東京で働いているそうですが同じく帰宅禁止に。それはこのお宅90歳のお婆さんおられるそうで、コロナ=死に直結と考えてのご判断。
それ以外にも、もしコロナに感染したら田舎では住んでいられない。まあそれ言ってみたら、村八分にされちゃう可能性あるのが田舎って所なもんですから。
インバウンドは来ない、地方の人も東京には向かわない。そうなると東京は、東京だけで東京の経済を回さなくてはならなくなります。100できた東京が150をやろうと目指した過程で、10を余儀なくされている。
日本国内的な問題以外にオリンピックの放映権を持つアメリカのNBC、そのアメリカの現状見るだけで、オリンピックの世界中継中止は明らかとわたくしには思えます。そんなこんなの理由でオリンピックが中止になったら、この10状態は当分続くと考えなければならないんですネ。
はたして東京人だけで、10を100に戻せますのか。わたくしの個人的な考えでは、無理としか言えません。
ではどうしたらよろしいかは、東京を早期に安全な街に仕立てなければダメ。アメリカの現在の様子と中国の不信感?を直視しますと、インバウンドに期待してもダメなのは明らかですから、地方の人に期待する以外にないんです。
東京の感染者?ヶ月ゼロを実現できたら、相撲にも野球にもエンタメ系のイベントにも地方の人は向います。さてさて、そうなるにはどうしたらイィのでしょうか、まあそれは東京の人に考えてもらわなければならないとしか言えないんですけどネ。
田舎から見ておりますと、やりようはあると思うんですが。でもはたして東京がそれに気が付いてやるかやらないか、新しい知事に期待する以外ないのでしょうか???

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