創職意識2
- 活性化コンサルタント・川原徹夫
- 2021年1月7日
- 読了時間: 2分
2.時代の変化は浦島太郎の世界??
コロナ禍が長引いたら、元へは戻れないと考えるべきです。なぜならその結果、多くの仕事・職種がなくなってしまうのですから。それは前述したように、4~5年経った我が国の労働環境とは、居酒屋の職に復職しようと思ったら、そこには多様なロボットによるサービス業務が行われている。
またホテルの多くもフロントにはロボットが配置され、館内における説明から荷物の持ち運びまでロボットが。その状況は既に、あの《変なホテル》で実証済ですから、それが普通のホテルとしてニューノーマルになっている可能性は大きい。
さらに小売業でも、キャッシュレス決済に合わせて無人店舗の実験が進められており、小売り店員の職場を大幅に減らそうとしています。
事務職とてパソコンが導入された当時と同様、ずらっと並べられたパソコン群がソロバン職やタイプライター職不要と宣言していたように、もはや新たにシステム化された環境で力を発揮できない人を、必要とはしなくなっていると思うべきでしょう。
そんな時代の訪れですから、流されているだけでは本当に浦島太郎状態を強いられかねません。浦島太郎は乙姫様の好意に任せて何もせずに時間を浪費しました、その結果の体たらくです。そんなことから自分を救うのが、《創職意識》の発揮であるとお考え下さい。
全ての方に、
「創職意識を持って下さい」
とは申しません。
それぞれの職種がなくなるとは言え、全ての飲食業がロボット化されてしまうとは思えませんし、事務職もシステム化されない環境も生き残る可能性もあるにはあるでしょう。
いや逆にそんな時代になることで、今までのソロバン職人やタイプライター職人を稀少価値として必要とする職場も存在し続けるとも思えます。
そう思いますと、これからの仕事が・職場がなくなる時代には、
⑴旧き職場にしがみつくか
⑵変化する(ロボット化・システム化)職場に対応するか
⑶創職意識を働かせて、新しい自分の仕事を創ろうとするか
この三択しかないことを知ってほしいのです。
ただし⑴⑵に関しては多分に企業任せと言えるもの、はたして飲食業やホテル業が以前のままの環境で迎え入れてくれるのか。そこには以前よりも低収入化やブラック企業化を、予測しておく必要があるのではないか。
どちらを選ぶにしても、難しい選択になることは確か。しかしこれからの時代とは、
「自助・共助・公助」
と国が言っているくらいですから、他人任せ(乙姫様任せ)にしていたらホゾを噛むことになるとしか思えません。国の今のコロナ対策見ていても、それがよ~く判りますから。

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