これからの農業はブルーオーシャン
- 活性化コンサルタント・川原徹夫
- 2020年11月8日
- 読了時間: 3分
通常野菜などの食材を手にするにはスーパーで買う以外に、コンビで惣菜品を買うことで目的が果たせますもの。でもそれら野菜がどんな作られ方をしていて、どのような農薬が使われているかなどの詳細はほとんど無視で買われているケースがほとんどです。
今我が国の農業分野が農家の高齢化と、儲からない商売と判断されて農業従事者の数が激減していることはご承知の通り。
また我が国の食料自給率は39%(カロリーベース)なんですが、他国と自給率と比較してみますと、
・カナダ264%
・オーストラリア223%
・アメリカ130、それに
・フランス127%
・ドイツ95%
・イギリス63%
・イタリア60%
ってことで、日本は農産物弱国とでも言えることが判ります。
我が国はこの食料生産の弱い国のままでいるから、中国から危険と判っている農産物を輸入しなければならないし、アメリカからも遺伝子組み換え農産物やホルモン剤使用の牛肉を押し付けられているんですネ。
こんな食料生産弱国であった我が国に、新たな変化の予兆が感じられています。それは世界に広がり始めた、“健康”を強く意識した人たちの行動の広がりです。
ご承知の通り農産物を生産する過程では大量の農薬が使われ、その中には健康を害する農薬も多数あるとされており、その点を問題にする人たちが最近とても増えてきました。
この農薬使用は産物の成長促進の目的以外に、寄生虫の駆除や除草剤など農産物に残留農薬として残る可能性があり、その危険性が強く指摘されています。
ですから近年はスーパーで販売されている野菜には、顔写真入りでどこの誰が、どんな方法で作っているかの表示までされるようになってます。なぜなら我が国農法とは、肥料や農薬の使用量は農家のさじ加減で決められている?(国の基準はありますが)と思えます。
ちなみにわたくしが聞かされた話では、農家は自分が食べる野菜作りにはほとんど農薬使わないそう。これが現実ですから、今無農薬野菜や有機肥料野菜に注目が集まっていることなんです。
この傾向は海外からの影響が大きいのですが、そんな彼らはベジタリアン・ヴィ―ガンを志向する人や、そこまでしなくても無農薬野菜や有機野菜を摂るようにしたいと考える人が増えている。
この社会の変化に合わせるように、我が国の農業も大きく変わることが予想されているとわたくしには思えます。その変化を端的に言えば、作物の成長・寄生虫駆除・除草に大量の農薬が使われた野菜から、それらを使わない、あるいは最小限にした作物に期待する人が多くなったと言うこと。
ですからこれからの農業分野とは、そんな人たちの増加予測でこれからの農業に新規参入を考える人にとって、BlueOceanになる可能性が大きいと言えるんです。
今わたくしも有機野菜作りに挑戦しておりますけど、確かに
・有機肥料だけで野菜を成長させること
・虫を退治すること
・手で、鎌で、草刈機で除草すること
は大変。
ですから農薬使うこと判るんですけど、これからはその農薬使わない野菜の需要が増すことは間違いない。それ知ったら、その分野で儲けること考えるべきじゃないか。わたくしはそう思っているのですが・・・
この続きはまた次回に。

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