創職5
- 活性化コンサルタント・川原徹夫
- 2021年1月13日
- 読了時間: 3分
自己分析
わが国の就業環境とは春先の一斉就職から始まり、入社後に各部門に配属され、就業をスタートされるものでした。それはよく言われることですが、我が国の会社員はゼネラリストに養成されるシステム下にあったものです。
それがまさに我が国労働環境の特徴である終身雇用制であったことで、長い間機能を果たしていたとも言えます。しかし今コロナがリモートワークを普及させたことに合わせるように、メンバーシップ型(終身雇用制)からジョブ型に変える流れから、いきなり
「これからはスペシャリストの時代」
なんて言い出されています。
そして今その変化に付いていけない人たちが、会社を追われる立場に置かれてしまっています。この変化に対応するには、変わらなければならないことはお判りだと思います。
そこでご説明する創職のための自己分析が必要になるのです、ではその自己分析の内容とはどんなものであるか。その内容を明示しますと、
⑴現状の把握
➀正社員として勤務中か ②非正規社員として勤務中か ③失業中か
⑵現在勤める会社の状況は
➀将来的に問題なし ②倒産・閉鎖の可能性有 ③勤めていない
⑶どうしたいかを考える
➀現状に我慢する ②転職を考える ③就職先を探す
⑷仕事選びは
➀今までと同じを希望 ②今までとは違う業種 ③新しい仕事に
⑸仕事環境は
➀忙しくても高給を希望 ②並の生活ができればなんでも ③低収入でもやりたいこと
⑹職種は
➀今までの職にこだわる ②異業種を目指したい ③自分の仕事創りにチャレンジする
⑺適正の自己判断は
➀プログラミングは? ②クリエイティブ系は? ③営業系は? ④判らない
⑻性格は?
➀積極的 ②こつこつタイプ ③協調的 ④一人が好き
まずは第一段階として、以上のような分析を始めてほしいのです。
なぜこのような面倒臭いことをしなければならないかは、この時代の転職におけるやるべきこととして、
「キャリアの棚卸しをすること」
といろいろな人が指摘されるのですが、前述しました我が国の会社員はゼネラリストが多いという点が問題になります。そう言えるのは新しい職場、すなわち今人材を求めている企業とはスペシャリストを望んでいる訳ですから、その棚卸し作業をしただけでは十分な対応ができません。
国のコロナ対策に問題があること、それに欧米での感染者増加が続いている現在を合わせて考えますと、コロナ収束には5年はかかると専門家がおっしゃるお話に納得せざるを得ません。
そう考えると、旧来の職種がそれまで生き残っているのかどうか。それはその職種にこだわっていたら、向こう5年間はその職種に付けないことになるんです。
ですからこれからは以前の仕事にこだわっていてはダメ、今までとは違った職種を目指さなければダメってこと。そうは言っても
「仕事を選ばなければある」
とおっしゃる方も・・・
しかしそこで指摘される仕事とは、建設業の肉体労働か介護職の高齢者への仕事。それらの仕事に耐えられるのならよろしいのですけど、もし堪えられなかったら・・・
現代とは仕事を選ぶ上でとても難しい時代、そこに自分の仕事創りをお奨めする理由が明快にあることをご理解頂けると思います。

次回からは上記仕事を創るための自己環境の分析に付いて、詳しくお伝えしてまいろうと思っております。
Commentaires