創職4
- 活性化コンサルタント・川原徹夫
- 2021年1月12日
- 読了時間: 4分
更新日:2021年1月13日
3.今の副業では稼げませんよ⇒あなたの、あなただけの仕事創りを始めませんか
副業に付いてはいろいろな方が、これまたいろいろな形で説明しておられます。しかしわたくしに言わせますと、そのほとんどはとても副業として本業での不足分を補えるものではないとしか言えません。
ご承知でしょうが、多くの方が紹介するネット副業でのアフィリエイトブログやクラウドソーシングなどは、言われるほど稼ぐことなどできないのです。もちろんプログラミングやその他クリエイティブ系のITスキルを持っている場合はその限りではありませんが、アフィリエイトなどで
「こうすれば簡単に稼げる」
と大きく稼いでいる人が紹介されている場合、そのほとんど誇大広告としか言えないもの。やってみればわかることですが、誰でも、簡単に稼げるような仕事じゃないんです。
このご時世ですから、それらSNSの副業紹介が多くなるのは当然なことです、しかしプログラミングやクリエイティブ系、あるいはユーチューバ―などのスキルのない人にとっては、稼げる仕事ではないとも言えます。
ですから
「こうやれば簡単に稼げる」
的なお話に乗ることは、労多くて収入僅かを覚悟しておいて下さいまし。
お話は変わりますがこれからは終身雇用制、すなわちメンバーシップ型からジョブ型雇用制に代わると言われております。それは今まで仕事は与えられるものだったのが、これからは個人で成果を出さなければならなくなること。
そんな時代になることを想像しますと、自分の仕事は自分で創る意識を持つことは必然な時代になることがお判りでしょう。
今20年以上勤めてきた人が、退職することを勧められている。その理由は、勤務していた会社にその人の仕事がなくなったこと。そう判断されたとしたら会社に在籍しようがしまいが、自分の仕事を創らなければならないことはお判りでしょう。
IT・AIが事務職を減らし、ロボットがサービス職を減少させる時代とは、それらの職からはじき出される人は自分の仕事は自分で創る。その意識がないと、これからの人生好ましい環境でやってはいけないことになってしまう。
公助は10万円で終わり、共助はジョブ型雇用制での対応しかないとすれば、もう自助しか残されてはいないこと知って下さい。
転職や副業に当たって多くの人が《好きなことで稼ぐ》とおっしゃいますが、それは理想論を述べているに過ぎないと思うべきです。なぜなら自分の好きなことが、はたしてこの時代のニーズに合っているかどうかが問題になりますので。
たまたまそういう方がおられて、好きな仕事、例えばアクセサリー作りで成功した方がおられたりすることが大きく取り上げられがちに。それは前述したネットビジネスと同じく、希に見るケースであることを知る必要があります。
それに比べてわたくしが申し上げる《創職意識を発揮する》ということは、かなり斬新な考え方だと言えるもの。なぜなら
・今ままでは仕事は与えられるもの
・副業も今ある仕事から選ぶもの
だった。ですからそれらの仕事が自分に適したものかどうか判らずにここまでやってきた、というのが現実だと思います。しかし
・もう仕事は与えられなくなる
・与えられるとしても、相当厳しい労働環境が予想される
・提供される副業仕事に合わせることが難しい
と考えたら、本業も副業も作る以外にはないと思いませんか。
では創職意識を持ち、次の行動をとる方法とは?。まずは自分にどんな適性があって、これからどんな仕事をやりたいと思うのかの自分分析をおこなうことです。
しかしこれまで会社員であった方々は、自分の仕事を創るという意識を持ったことがないと思います。ですからこの意識を持つことは、多くの人にとって初めての経験であることから、わたくしは《創職意識の発揮》とはこの時代ならではの考え方だとお伝えしています。
その《創職意識の発揮》上で重要なこととは、自分自身の分析です。それは転職に際して“スキルの棚卸”をして下さいとおっしゃる方が多いのですが、その行為に付け加えることスキルの棚卸をした後はそのデータを基にしてこれからの自分を分析して、創職行動に結び付けてほしいんです。
正規・非正規に限らず、退職を余儀なくされる人がたくさん出る時代。そんな時代にあっても、元の会社と同じ職種はなくなってしまっている。またハローワークに通っても、やりたい仕事が見つからない。
ならばあなたの、あなただけの仕事創りを考えてみませんか。次回は《創職意識の発揮》をスタートさせる自己分析の方法と、その分析を基にした創職行動の具体化
に付いてお伝えします。それでは。

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